ナトリウムの効果を解説。

いわゆる塩分であり、食塩に多く含まれるナトリウムは、体内で神経伝達や筋収縮などの正常作用に関与しています。
しかし、日本人は過剰に摂取しがちなので摂取量に注意する必要があります。
こちらでは、効能をはじめ、摂取量や上限量、過剰摂取による副作用などを解説しています。

ナトリウムの効果。

細胞内外の水分や浸透圧のバランスを調節します。

消化吸収に役立ちます。

血圧を調整します。

神経伝達や筋収縮を正常に行います。

摂取量や上限量。

厚生労働省:食事摂取基準(日本人の食事摂取基準2010年版)によれば、ナトリウムの1日あたりの推定平均必要量や目標量は下記のとおりです。

mg/1日 男性 女性
推定必要量 目標量 推定必要量 目標量
18〜29歳 600(1.5) (9.0未満) 600(1.5) (7.5未満)
30〜49歳 600(1.5) (9.0未満) 600(1.5) (7.5未満)
50〜69歳 600(1.5) (9.0未満) 600(1.5) (7.5未満)
70歳以上 600(1.5) (9.0未満) 600(1.5) (7.5未満)

( )は食塩相当量[g]です。
ナトリウムを一切摂取しない状態で、汗などから排出されるナトリウムの量を不可避損失量といい、最低限補わなければいけない量を推定必要量とします。
成人の場合、この不可避損失量は600mgで食塩量に換算すると1.5gとなります。

過剰症や欠乏症。

過剰症について

ナトリウムの慢性的な過剰摂取は、高血圧を引き起こします。
また、動脈硬化が進行したり、胃がんや鼻咽喉がんなどの関連も多数報告されています。

欠乏症について

ナトリウムが不足すると、軽い脱力感や吐き気が起こる場合があります。
また、急激に減少した場合には、めまいや筋肉の痙攣が起こる場合があります。
※炎天下での労働や激しい運動で大量に汗をかいた場合、下痢や嘔吐等を起こすと、体内のナトリウム濃度が低下して、急性低ナトリウム血症に陥る可能性があります。

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